オーストラリア最大のビールブランドの1つ、ビクトリア・ビター(VB)は、クリケットイングランド代表とクリケットオーストラリア代表との間で行われるクリケットのテストマッチシリーズ「ジ・アッシュ」で発生した物議を醸しだす出来事に反応し「イングランド・ビター」の限定版を発売した。
変更点はラベル上部に通常は「VICTORIA」と記載されている部分を「ENGLAND」と変更したのみで中身は変わってない。

このキャンペーンは、現在はアクセンチュアの子会社となる豪広告代理店「ザ・モンキーズ(The Monkeys)」とビクトリアビターのメーカーである「カールトン&ユナイテッドブルワリーズ(CARLTON & UNITED BREWERIES)」との共同で開発された。
きっかけはイングランドチームのオールラウンダーと呼ばれる選手、ジョニー・ベアストウの退場だ。
この退場の原因が「イングランドの伝説的なゲームの精神にそぐわない行為ではないか。」として議論を巻き起こす行動だった*。
*ジョニー・ベアストウが、一時的にプレーが停止される状態である「デッドボール(状態)」と思いクリースを離れた後にウィケットキーパーのアレックス・キャリーに「スタンプ」された(アウトになった)ことに起因した。
同チームのキャプテン、ベン・ストークスは「クリケットの精神に反する」と声明を声を荒げた。
イングランド・ビターは、ストークスと彼のチームのために特別にボトリングされた。
「イギリス人が本テストマッチに苦い思いをしていることは知っていますが、彼らが苦い思いをしなくなったとき、私たちは彼らにエールを送るビールを用意しました……私たちのフレッシュで新しいイングランド・ビターです」とVBマーケティング・マネージャーのマーク・ロードは語った。
このデザインはオーストラリア国内でも見られ、多くのクリケットファンとビクトリアビターファンを楽しませている。
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