ビールの特徴を説明するためにはいくつかの要素を考慮する必要がある。苦味や香りの種類、そしてそれらの度合い、色合い、またアルコール度数などが代表的なものとなる。これらは国際的に規格化された数値によって表現され、それにより客観的かつ統一的に品質の判断に利用されるのである。
その際に利用される数値は主に以下の4つとなる。
- IBU (国際苦味単位)
- SRM(標準参照法)
- EBC(欧州醸造所会議)
- ABV(アルコール度数)
このページではABVについて紹介する
目次
ABV概要
ABVは、Alcohol by Volume、の略語で、日本語ではアルコール度数となる。
表記ではABV、abv、alc/vol、と表されオーストラリアや英語圏のビールラベルでは下のように表示されている。
ABVの定義
アルコール度数は百分率であらわされ、アルコール飲料に対するアルコール(エタノール、エチルアルコール)量の割合である。日本では単位に「%」以外に「度」も用いられるがどちらも同じ量を表す。(「1度」=「1%」)
また日本の酒税法では測定温度が15℃と規定されている。