フォーエックスゴールド (XXXX GOLD)

フォーエックスゴールド (XXXX GOLD)

名称:XXXX GOLD (フォーエックスゴールド)
産地:クイーンズランド州 ブリスベン ミルトン
ビール種別:ラガー
アルコール度数:3.5%
ビールタイプ:ミッドストレングス
醸造所:Castlemaine Perkins カッスルメインパーキンス

 

フォーエックスゴールド概要説明

フォーエックスゴールドはカッスルメインパーキンス ※1(というブルワリー)にて醸造されているビールブランド、XXXX(フォーエックス)シリーズの一製品。
日本国内で本製品シリーズを表記する際にも「フォーエックス」の部分は「XXXX」と表記される事が多い。

本製品はアルコール度数を抑えたミッドストレングス製品となる。
フルストレングス製品であるXXXXビターのアルコールが軽くなったバージョンという位置づけだ。

一般的に醸造所のフラグシップ(最もフィーチャーしたいビール)といえばミッドストレングスや、ライトビールではなくフルストレングスであることが多い。
しかしことカッスルメインパーキンスに限って言えばこのミッドストレングスこそが本、醸造所のフラグシップでありかつ最も有名な製品となる。
オーストラリアで最もシェアがあり同国を支配しているビールにビクトリアビター(Victoria Bitter)、通称VB(ブイビー)がある。
こちらXXXXゴールドはオーストラリア国内でそのVBを破りシェアNo1を獲得した唯一の製品※2となる。
また「オーストラリアビールの基礎」のページ内「地域に根づいたブランド」で説明しているとおり、このXXXX シリーズはクイーンズランド州のビールとしての認知とともに:

XXXX といえば XXXX GOLD
クイーンズランド = XXXX GOLD

とイメージがオーストラリア国内で極めて広く浸透している。

ミッドストレングスのビールは一般的に名称からそれとわかるものが多い。
例えばこちらのXXXXゴールドのライバル商品にカールトンユナイテッドブルワリーが製造する「カールトンミッド」というものがあるが、その名が示す通りミッドストレングスであることを表現している。
このビールは名称はおろかラベルにさえもミッドの表記がなく馴染みの無い方は通常のビールだと思って購入してしまう場合もある。
(オーストラリアのビールのみでXXXXゴールドがミッドストレングスと知らないものは居ないと思われるが・・・。)

カッスルメインパーキンスの伝統的な製法にこだわり、選びぬかれたオーストラリアの大麦、小麦を使用。ゴールデンクラスターホップを使用することによりブラックカラントを思わせる風味豊かな苦味が特徴。
ミッドストレングスが持つ軽い飲み口、スムースでバランスの良い仕上がり。
その一方でフルストレングス製品であるビクトリアビターを打ち破るだけのしっかりとした味わい。
あくまでもフルストレングスを真似るのではなく、ミッドストレングスの良さを追求した本格的ビールは暑い気候をもつクイーンズランド州で爆発的な人気を誇る!

カッスルメインオフィシャルが持つこのビールへの合言葉は”Good as Gold”。意味は各個人が好きなように訳せばそれが正解だ。

ちなみにXXXXシリーズの「X」の意味はイギリスやオーストラリアで昔から広く用いられてきたエールの強さを「X」の数で表現するものに由来しているという。

同じような意味をもつビールに「ボーグズブルワリー」の「XXX ALE(トリプルエックスエール)」がある。

 

※1:ブルワリーの名前につく「カッスルメイン」は英語表記で「Castlemain」と書くため「キャッスルメイン」と表記するのでは、と思われることが有ります。
オーストラリアはイギリス系を主体とした英語を利用するためCastleの発音は「カッスル」となり文章で描かれる際も「カッスル」と記載されるのが一般的となります。
多くのウェブサイトやガイドブックでは「キャッスルペインパーキンス」と表記されるてますがそれは誤りであると当サイトでは主張しています。
詳しくはカッスルメインパーキンスのページ内「キャッスルメインパーキンス?」の項目を参考に。

※2:VBとxxxx Goldのシェア争いに関して詳しくはVBのページを参照下さい。

 

 

フォーエックスゴールドの味わい

まずは総評からになってしまうが、ミッドストレングスの中では相当にウマイ。
クイーンズランドのみならず全国で絶大な人気があるのもうなずける。

麦芽やホップの力強さはフルストレングスのそれにはわずかに及ばないと感じるかもしれない。
しかしそれは誤りだ。
カッスルメインパーキンスはあえてこのビールを軽い飲み口として仕上げた。
(ちなみに、他の国などで売られているいわゆるミッドストレングス的なビールよりは十分に味わいが深いしそれほどまでに作り込まれたビールであるのは間違いない。)

コアなビールファンには、ライトビールやミッドストレングスのビールについてあまりよい評価を下さない人が多いのかもしれない。
しかし、彼らにとっても「このビールはウマイ!」そう言わせる勢いがある。
クイーンズランド州でパブやビーチその他どこへ行っても周りで飲んでいるビールを見渡せばそれはもはやフォーエックスゴールドしかない。
やはりウマイのだ。

淡いゴールデンカラーの液体。
グラスに注げばサッと力強い泡を形勢。
炭酸感、シュワシュワ感とでも言おうか、がほどよく、口に含めば思いのほかクリーミーかつ滑らかで口当たりの良さが小気味良い。
麦芽の自然な甘みもしっかりとあり、穀物感がボディーを後押し。
全体としてはドライにまとまっており、さっぱり感と爽やかな苦味により多くのファンを離さない。

さすがXXXXゴールド。
完全に、そうまさに完全にVBと共にオーストラリアを代表するビールだ。

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