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スワンドラフト (Swan draught)

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基本情報

スワンドラフト
スワンドラフト Sited from https://lionco.com/our-brands/australia/beer/
名称スワンドラフト(Swan Draught)
産地西オーストラリア州 パース
ビアスタイルラガー
アルコール度数4.4%
IBU18
EBC (SRM)No Data
タイプフルストレングス
醸造所スワンブルワリー(Swan Brewery)
スワンドラフト
スワンドラフト
Sited from https://lionco.com/our-brands/australia/beer/

スワンドラフト概要説明

スワンドラフトはスワンブルワリー(Swan Brewery)が製造する2つのビールブランド「スワン」シリーズと「エミュー」シリーズのうちの「スワン」シリーズの中の1製品。
オーストラリア全土ではビクトリアビター通称VB(ブイビー)が支配的な地位を築いてはいるもののここ西オーストラリアでは今だにスワンブルワリーが圧倒的な力を持っている。
そのブルワリーが放つフラッグシップ製品。スワンドラフトである。

1857年に立ち上げられた西オーストラリア、スワン川を臨む位置に建てられたこの醸造所。名前はスバリ、スワン川からとられたものである。その醸造所が誇る代表作は創業当時から現在まで続く大変歴史あるビールとなっています*。
*オーストラリアビール業界においての歴史という意味です

スワン、かつてはミッドストレングスやスタウト等の幅広い製品を取り揃えたシリーズとして存在したが、現在は集約されこのスワンドラフトのみの製造となってしまった。ラインナップは1商品のみとなった現在でも、西オーストラリアでの人気は全く衰えを見せていない。 しかしながらその他の州ではあまり販売されておらず見つけるのが少々難しい、というビールになっている。

ラガーながら立ち上る香りやロングラスティングなテイストを実現。酸味を抑える事によりマイルドな味わいかつサッパリとした仕上がりとなっており冷やしてごくごく飲むタイプと言うよりはどちらかと言うとのんびりをその味わいを楽むのに向いている。しかしながらエールをはじめとした複雑怪奇、甘みや変わったフレーバーがあるわけではなく正真正銘真っ向から造られた純正派のラガービールであり、大手ビールメーカーが製造する大量生産ラガービールの中では比較的好印象に受け止める人が多い。
同一セグメントにあたるカールトンドラフトトゥーイーズニューに比べて圧倒的に飲みやすくうまい、と表現されるとこもよくあるがひょっとすると西オーストラリア州に住む人の意見、思い入れが色濃く反映されているのかも知れない。

スワンドラフトの味わい

カラーは通常のビールより若干濃いめで香ばしい印象を受ける。泡の形成はあまりなく表面に薄いレイヤーを作る程度に落ち着いてしまう。クリーミーな感じは好印象だ。
立ち上るアロマあまり強く感じられないが、麦の感じが出たパンを思わせる香りのなかにやや草原的雰囲気を持ち合わせる。

口に含んでみると軽めではあるがナイスな麦芽感。決して薄いというわけではない。軽めの心地よい苦味、自然な甘さがさわやか。味わいもやはりどこか森の木々を思い起こさせる。なるほど大量生産マクロラガーのなかでもかなり好感が持てる出来映えだ。
口当たりがとてもよく柔らかい印象を受け、月並みな言いかたではあるが本当に「飲みやすい」。フルフレーバーであることも納得で確かにゆっくり楽しめる。
とてもよい水を使っているかのような印象を受けるクリーンなマウスフィールもとてもよい。 西オーストラリア州のみならすもっと評価されてよいビールだと思われる。

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