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ストーン&ウッド グリーン・コースト・クリスプ

ストーン&ウッドグリーンコーストクリスプ
Sited from https://stoneandwood.com.au/
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基本情報

ストーン&ウッドグリーンコーストクリスプ
ストーン&ウッドグリーンコーストクリスプ
名称ストーン&ウッド グリーン・コースト・クリスプ
(Stone & Wood Green Coast Crisp)
産地ニューサウスウェールズ州 バイロンベイ(Byron Bay)
ビアスタイルラガー
アルコール度数3.5%
IBU15程度 (非公式)
EBC (SRM)No Data
タイプミッドストレングス
醸造所ストーン&ウッドブルーイングカンパニー
(Stone & Wood Brewing Co.)
ストーン&ウッドグリーンコーストクリスプ
ストーン&ウッドグリーンコーストクリスプ

ストーン&ウッド グリーン・コースト・クリスプ概要説明

ストーン&ウッド グリーン・コースト・クリスプはオーストラリア、ニューサウスウェールズ州のバイロンベイに存在するブルワリー、ストーン&ウッドブルーイングカンパニーが醸造するビールの1製品。
バイロンベイ沿岸地帯の奥から湾へ流れ込むエリアが時折見せる美しいグリーンカラーの海。そんな場所で成長を遂げたブルワリーの地域に対するリスペクト。そこから「グリーンコースト」と名づけられた本製品は、2021年9月に販売が開始された通年販売シリーズ「コアレンジ」の1つとなる。
同ブルワリーのフラグシップで、オーストラリア国内でとんでもない人気を誇るパシフィックエールフルストレングスであるのに対し、こちらはミッドストレングスというアルコール度数をやや抑えたカテゴリーに部類されるもので、アルコール度数は3.5%となる。
ミッドストレングスのアルコール度数の範囲に明確な定義はないが、この3.5%とは、このミッドストレングスの中でも概ね標準的な値と言える。

オーストラリアに数多存在する各ビールブランドは大体どれもミッドストレングスのバージョンもリリースしている。しかしこのセグメントにおいてはXXXXゴールドや、グレートノーザンブルーイング スーパークリスプが大変高いシェアを持っており、これら2製品の独擅場と言ってよい。
しかしそれでもストーン&ウッドのゼネラルマネージャーニック・ブーツ(Nick Boots)氏は本製品のリリースに強い自信をのぞかせる。

「(このグリーンコースト・クリスプは)クラフトビール愛好家が好むようなラガーになるとは限りません。どちらかというと、市場の90%の人たちが好むビールでしょう。」
「このグリーンコースト・クリスプのリリースは誰もが楽しめるビールを造る”地域のビールメーカー”でありたいストーン&ウッド、13年間のコミットメントと一致しています。”Good beer is our thing”ということで、ビールの種類やスタイルで何かを区別することはありません。」
本ブルワリー大人気のパシフィックエールと同等の思い入れ、情熱が本「グリーンコースト・クリスプ」にも注がれているという事が期待できる。

他のラインナップと同様、素材選びにはもちろん抜かりがない。麦芽にはオーストラリア国内産の最高級ペールモルトを使用し、ミッドストレングスを特徴づける淡くシャープな黄金色を実現、柔らかな麦芽のアロマに仕上げた。ホップにはサーズ(Saaz Hops)を使用、これもミッドストレングスの特徴を最大限に出せるよう、デリケートな風味に加えかなりキレのあるあと味、そしてマイルドかつほのかな苦み、さわやかな後味の引き締めを実現した。

「仲間との裏庭でのバーベキュー、午後のフットボール観戦、そして長い一日の終わりに冷えたビールの蓋を開けるときの完璧な瞬間に理想的なお供です。」と公式で言われる通り、サッと手に取り、気軽に楽しめる。いつもそこにあるビールとしてのイメージを持たせてくれる。

ストーン&ウッド グリーン・コースト・クリスプの味わい

ストーン&ウッドグリーンコーストクリスプ
ストーン&ウッド グリーンコーストクリスプ

それではグリーンコースト・クリスプの味わいに迫っていく。

ミッドストレングスと言えば色が薄い印象があるが、グラスへ注いでみると一般的なラガービールと同等の色合いを見せる。美しく透き通るゴールデンカラーに粗目の泡が蓋の役目を果たす。
ビールを注いでいる際には特に深い香りなどの立ち上りはない。鼻を近づけぐっとアロマを感じ取ってみるとやさしい穀物感がそこにあるものの、非常にやさしく淡い印象だ。
グッとビールをテイスティングしてみるがなるほど、まさにミッドストレングスの王道を行く味わいと言える。セッショナビリティーとでもいおうか、軽い味わいに抑えた苦み、しかし大変飲みやすくスイスイと勢いよくあおれる。マウスフィールも大変軽く後味はドライで本製品の名称通り大変クリスプな印象を受ける。

グッと冷やして飲めば、公式の言う通り、BBQや、午後の昼下がり、大変暑い日に喉の渇きを癒す大変楽しいひと時を過ごすことができそうだ。
方向性はミッドストレングスの大本命、グレートノーザンブルーイング スーパークリスプと全く同じと言える。
しかし、ストーン&ウッドの大変に造りこまれたパシフィックエールなどと比べると、どちらかというとミッドストレングス愛飲家たちのシェアをいただくことによりセールスに貢献するというマーケティング的趣があるのではないかという気がしないでもない。
それでもやはりミッドストレングス好きな人たちにとって、好まれる仕上がりとなっていることは間違いない。

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