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メルボルンビター (Melbourne Bitter)

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基本情報

メルボルンビター (Melbourne Bitter)
メルボルンビター (Melbourne Bitter)
名称: Melbourne Bitter (メルボルンビター)
産地: ビクトリア州 メルボルン
ビアスタイル: ラガー
アルコール度数: 4.6%
IBU 28 (公式発表無し)
EBC (SRM) No Data
タイプ フルストレングス
醸造所: Carlton & United Breweries(CUB)カールトン&ユナイテッドブルワリーズ(通称「CUB」)

メルボルンビター概要説明

メルボルンビターはフォスターズグループの子会社、カールトンユナイテッドブルワリー(通称:CUB)が醸造するビール。
一般的にビターと名がつくビールは上面発酵であることが多い。しかしここオーストラリアでは商品名にビーターと名がつくものの多くは下面発酵のラガースタイルであることが多く、このメルボルンビターもまたその例にならっている。

CUBが醸造するビールにはVictoria Bitter(ヴィクトリアビター)、通称VB(ブイビー)Crown Lager(クラウンラガー)、またCarlton(カールトンシリーズ)等、超有名製品が名を連ねる中でこのメルボルンビターだけは何故かかなりマイナーな部類に入る。

しかしながらCUBの本拠地があるビクトリア州では多くの支持を集め根強い人気を獲得しており、支持者の中にはVBより味わい豊かで美味いと表現するものも入るくらいだ。
CUBの中ではマイナーな部類に入るもののビール通の中ではビクトリア州のビールとして認知されている。
※詳しくは「各ビールブランドは地域との結びつきが非常に強い。日本にはない特色だ。」の項目を参照下さい

メルボルンビターが最初に醸造されたのは1936年。メルボルン出身の醸造家として名高いJack Prendergast(ジャックプレンダガスト)によって醸された。当時まだまだ醸造技術が発達しておらず、品質にもばらつきがある中、氏の醸造するビールはビクトリア州を中心にあっという間に人気を集め知れ渡ることとなった。
プライドオブリングウッドホップを使用し、フルフレーバーでイージードリンキング、苦味はあるがまろやかな味わい、どこか奥にフルーティーとしっかりした酵母菌の味をさを残したラガー。

メルボルンビターの味わい

メルボルンビター (Melbourne Bitter)
メルボルンビター (Melbourne Bitter)

カールトンユナイテッドブルワリーが醸造する大量生産コマーシャライズドビァ。味わいは他のビールと何ら変わらず極めて退屈なもの。
多くの人がもつ大手ブルワリーに対するイメージは大体そんなところであろうか。
しかしこちらのメンボルンビター、確かに大量生産的味わいは否めないが同ブルワリーが醸造する中では極めて良い仕事がされており完成度も高い。出来栄えは決して悪くない。いや、それどころかCUBが作る大量生産型のビールの中ではかなりウマイ。味わいが似ていると言うことではないが、出来栄えとしてはトゥースイーズピルスににており、やるべき事をしっかりやったがゆえのしっかりとした品質。そんなイメージだ。
比較的強めのしっかりした苦味。苦味のなかにも旨さがある。しかし、かどがなくとてもマイルドだ。麦の香ばしさもしっかり出ており、まさに麦芽感が際立つ。

穀物感とミネラル感もほどよく感じられ上記概要で語っているオフィシャルのディスクリプションでうたっているようなフルーティ感はさほど感じられない。また、甘味系のテイストも全くなくワイルドな仕上がりとなっている。

更に突っ込んだメルボルンビターの本音を語ったブログ記事は以下。
メルボルンビター 紹介のブログ (別ウィンドウ)

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