基本情報
名称: | Coopers Dark Ale (クーパーズダークエール) |
産地: | 南オーストラリア州 アデレード |
ビアスタイル: | ダークエール |
アルコール度数: | 4.5% |
IBU: | 21 |
EBC (SRM): | 65 (32) |
タイプ: | フルストレングス |
醸造所: | Coopers Brewery クーパーズブルワリー |
クーパーズダークエール概要説明
クーパーズダークエールはクーパーズブルワリーの代名詞とも言える赤いラベルの「スパークリングエール」、緑色のラベルの「オリジナルペールエール」に並ぶ同社代表的なフラグシップ製品の一つ。
クーパーズ独自の伝統的な上面発酵で製造されるエールであり古くからの自然製法を守って作られている。
高めの温度でじっくりローストされたモルト、いわゆるChocolate malt(チョコレートモルト)を使用する「ダークエール」という種類になる。
ローストモルトがもつ特徴は、完成されたビールの色合いが深く美しい焦げ茶色を呈すことだけではなく複雑かつリッチで落ち着いた旨みや香り、味わいを演出するところにある。
色の深みはギネスに代表されるスタウトほどの漆黒ではなく、通常のエールとスタウトの中間的よりやや深い色合いに位置する。
本ダークエールもその他クーパーズのラインナップ同様、同社の伝統的製法でつくられる。当然保存料や添加物等は一切含まない。またクーパーズビールの代名詞となっている澱(おり)もしっかり入っているためビールを飲む前に瓶を倒し優しく転がした上でグラスへ注げはマディーなダークエールを楽しむことが出来る。
軽やかなアフタートーンの苦味とスムースフィニッシュを実現したオーストラリアでは最も飲みやすい部類に入るダークエールだ。
クーパーズダークエールの味わい
ビールの色合いは落ち着いたやや深めミディアムブラウンカラー。光が透ける部分のそれはまるで美しいルビーをも思わせる。
グラスに注がれた泡はやや薄めで比較的早めに消えてゆく。しっかりとした泡を楽しみたい場合は叩きつけるようやや高めに注ぐと程よいコシを残す。
香りはちょうどミディアムと言う表現にピッタリとくる深過ぎないロースト麦芽の香り、そして軽やかなホップ。程よい甘めのトースト麦芽の香り。そしてその裏にはコーヒーやナッツが顔をチラチラとのぞかせる。しかしそれらはあくまでミディアムであり主張し過ぎていないところがよい。いやらしさは全くないのだ。
味わいは上記の香りで感じられるアロマがそのままダイレクトに口に伝わる感じだ。つまりコーヒーや甘めのトースト等の味わいが軽やかに口に広がる。苦味も控えめでとてもバランスがよく非常に飲みやすい。グラッシーなフィニッシュが印象的だ。