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サザーク・オールドスタウト(Southwark Old Stout)

サザーク・オールド・スタウト
  • 南オーストラリアの地元民に愛され続ける、濃厚で力強い伝統の黒ビール
  • 40年以上守り抜かれた秘伝のレシピを使用し、深いロースト香と豊かな味わいを実現
  • いつ絶滅してもおかしくないブランド。見かけたら絶対に飲んでほしい!
目次

基本情報

サザーク・オールド・スタウト
サザーク・オールド・スタウト
名称サザーク・オールド・スタウト (Southwark Old Stout)
産地かつては南オーストラリア州 アデレード
現在は明記無し
ビアスタイルスタウト
アルコール度数7.4%
IBUNo Data
EBC (SRM)No Data
タイプフルストレングス
醸造所かつてはウエストエンドブルワリー
現在は親会社LIONの各醸造所

サザーク・オールド・スタウト概要説明

サザーク・オールド・スタウトは、南オーストラリア州を代表するクラシックな黒ビールで、その歴史は19世紀後半のウォーカービル協同組合醸造所にまでさかのぼる。1938年にサウス・オーストラリアン・ブリューイングカンパニー(SABCo)が買収し、1949年に「サザーク・ブルワリー」の名のもと再出発。その後1993年にライオン・ネイサン(現ライオン)の傘下に入った。その間そのレシピは40年以上変わらず守られ続けてきた。

本製品、1980年代から90年代にかけては、国内のビール市場がラガー中心となった影響で生産量が減少し、冬季限定販売へと縮小された時期もあった。しかし、熱烈な地元ファンの声によって通年販売へ復活。特にアデレードを中心とした南オーストラリア州では、同ブランド、ラガーバージョンのサザークビターと並び「地元の誇り」として親しまれ続けてる。

品質面でも国内外から高く評価され、1988年と1991年のオーストラリアン・インターナショナル・ビア・アワードでグランドチャンピオンを獲得。2001年にはチャンピオンスタウト、2016年にはロイヤル・アデレード・ビア&サイダー・アワードという退会で再びチャンピオンスタウトを受賞している。
近年ではUntappdの「Gold – Stout Foreign/Export」部門でも表彰され、その完成度は今なお健在。レビューサイトやSNSでは「オーストラリア最高のスタウト」「クーパーズよりもリッチで力強い」と称され、国内外のビールファンから愛され続けている。

サザーク・オールド・スタウトの味わい

サザーク・オールド・スタウト
サザーク・オールド・スタウト

それでは本製品サザーク・オールド・スタウトの味わいに迫っていく。
グラスに注ぐと、液体は漆黒に近い深い黒色で、縁にはルビー色の光沢がわずかに見える。泡立ちは豊かで、濃いベージュ色のクリーミーな泡がグラスの上にしっかりと層を作り、きめ細やかな泡が長く持続する。

香りは力強く、ローストコーヒーやダークチョコレート、ポートワインのような甘く芳醇なアロマが広が。さらにカラメルやモラセスのような甘さ、わずかなスパイス香が奥行きを与え、複雑で深みのある香りが楽しめる。

口に含むと、まず7.4%という驚くべき(かつ、危険な?!)アルコール由来のパンチが感じられ、それを支えるように濃厚なローストモルトの旨みが押し寄せる。冷たいビールでも思わず「温かみがある」と表現したくなる。
続いてダークチョコやエスプレッソのビター感、熟したドライフルーツの甘みが絶妙に交わり、飲み進めるごとに複雑さが増していく。炭酸は控えめで、口当たりは非常に滑らか。重厚でありながら、スムーズな飲み心地も持ち合わせています。フィニッシュはローストの苦味が心地よく残り、暖かな余韻が続く。

サザーク・オールド・スタウトは、古典的なエクスポートスタウトの美点を凝縮した1本と言えよう。高いアルコール度数と濃密なロースト風味、甘味と苦味のバランスは、長年の受賞歴が物語る確かな品質。寒い夜のナイトキャップとしてはもちろん、濃厚なチーズやチョコレートデザートとの相性も抜群で、オーストラリアを代表する黒ビールとして語り継がれる存在。これが大手大量生産ビールの味わいなのかと思わずうならずにはいられない。

それに加え、本サザークシリーズは、メーカー「LION」の中でも薄目の存在となっている感が否めない。
もはや存在するかわからないブランドといってもよいかもしれない。これを飲むことはオーストラリアの粋な生き方の1つなのだ。見かけたら絶対に飲んでほしい。

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