ジェームズボーグズ セントジョージ基本情報

| 名称 | ジェームズ ボーグズ セントジョージ (BOAG’S ST GEORGE) |
| 産地 | タスマニア州 ロンセストン |
| ビアスタイル | ラガー |
| アルコール度数 | 4.8% |
| IBU | 推定 20 (公式発表無し) |
| EBC (SRM) | 推定 10 (5) 前後(公式発表無し) |
| タイプ | フルストレングス |
| 醸造所 | ジェームズ・ボーグズ・ブルワリー (James Boag’s Brewery)) |
ジェームズボーグズ セントジョージ 概要説明
「ジェームズボーグズ セントジョージ」は、2004年に誕生し、タスマニア発のプレミアムラガーとして多くのファンを魅了してきた製品です。柑橘系ホップを贅沢に使用することで、清涼感あふれる香りと軽快ながらも奥行きのある味わいを両立。苦味を適度に抑えつつ、しっかりとした飲みごたえを備えたバランス型のラガーとして、幅広い層から高い評価を受けています。
一度は2011年に生産終了となったものの、2019年に数量限定で復活した際には熱烈な支持を集め、その声に応える形で同年10月からタスマニア市場で恒常的に提供されるようになりました。この復活劇は、地元消費者のみならずビール愛好家に「伝説の再来」として大きな話題を呼びました。
現在はタスマニアを中心に展開されていますが、その人気は島内にとどまりません。オーストラリア本土からも「ぜひ自分たちの街でも購入したい」「旅行先で飲んだ セントジョージ が忘れられない」といった声が多く寄せられています。こうした状況から、本製品 はタスマニア限定でありながら全国規模の関心を集める特別な存在となっており、ジェームズボーグズの象徴的ブランドのひとつとして再び脚光を浴びています。

ジェームズボーグズ セントジョージの味わい
それではジェームズボーグズ セントジョージの味わいへと迫っていきます。
外観
明るいゴールドの液色で、クリアな透明感が特徴。泡立ちは軽やかで持続はやや短めですが、その分すっきりとした印象を与えます。
アロマ
柑橘系ホップ由来のレモンやライムを思わせる爽快な香りが前面に出ます。ラガーらしい麦芽の穏やかな甘みと組み合わさり、軽やかな印象です。
味わい
口当たりは軽快で、まず柔らかな麦芽の甘みが広がり、その後すぐに柑橘系の爽やかさが感じられます。苦味は非常に抑えられており、ラガーに慣れていない人や、軽く飲みたいときにも適しています。全体的にクリーンで飲みやすく、何杯でも楽しめるスタイルです。
料理との相性
ジェームズボーグズ セントジョージは苦味が控えめで柑橘系の爽快感が特徴的なため、魚介類や白身肉の料理と非常に相性が良いです。例えば、タスマニアの名物でもある新鮮なシーフードプラッターや、レモンを添えたグリルチキンなどがぴったりです。また、軽めのサラダやアジアンフードとの組み合わせもおすすめです。
ジェームズボーグズ他製品との比較
本製品をより深く理解するために、同ブランドの他製品と比較してみましょう。
- ジェームズボーグズ プレミアムラガー
ブランドを代表するフラッグシップビールで、爽快でクリーンな飲み口が特徴です。本製品と比べると苦味はやや強めで、より伝統的なラガーらしいバランスを感じます。特別な場や食事との相性を考える際に選ばれることが多い、より「王道」のラガーです。 - ジェームズボーグズ St George 3.5
2023年に登場した本製品のミッドストレングス版。基本的な味わいはこちらを踏襲していますが、アルコール度数を3.5%に抑えることで、よりライトで日常的に楽しみやすい一杯になっています。本製品よりもさらに飲みやすさに振り切った選択肢といえるでしょう。
この比較から分かるように、本製品はジェームズボーグズ プレミアムラガーとSt George 3.5の中間に位置し、フルストレングスでありながら苦味を抑え、爽快さを前面に出した「親しみやすいラガー」としてブランドの中で独自のポジションを築いています。
まとめ:ジェームズボーグズ セントジョージの魅力
ジェームズボーグズ セントジョージは、2004年に登場して以来、波乱の歴史を経ながらも現在はタスマニア市場で定着した、個性的かつ飲みやすいラガーです。柑橘系ホップを用いた爽快な香り、苦味を抑えたクリーンな味わい、そして低炭水化物仕様という現代的な特徴を備え、幅広い層のビールファンに支持されています。
同ブランドのプレミアムラガーや新たに登場したセントジョージ 3.5と比較すると、それぞれが異なる個性を持ちながら、共通してタスマニアの自然や水の恵みを反映していることが分かります。本製品はその中でも「軽快さ」と「親しみやすさ」を前面に出した存在であり、初めてジェームズボーグズのビールを試す人にもおすすめできる一本です。
タスマニアを訪れた際には、ぜひ現地のバーやボトルショップでセントジョージを気軽に手に取り、その爽快な魅力を味わってみてください。

