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エミュードラフト (Emu Draft)

エミュードラフト
Sited from https://lionco.com/our-brands/australia/beer/
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基本情報

エミュードラフト
エミュードラフト
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名称Emu Draf(エミュードラフト)
産地西オーストラリア州 パース
ビアスタイルラガー
アルコール度数3.0%
IBUNo Data
EBC (SRM)No Data
タイプミッドストレングス
醸造所Swan Brewery(スワンブルワリー)
エミュードラフト
エミュードラフト
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エミュードラフト概要説明

エミュードラフト。
オーストラリア最大の州、西オーストラリア州にある醸造所スワンブルワリーにて造られる「エミュー」ブランドの中のひとつ。
オーストラリア国内の各ビールブランドは地域との結びつきが非常に強いという特徴がある事は「オーストラリアビールの基本情報」内のこちらで記載している通りであるが、このエミューシリーズは西オーストラリアでは特に知名度が高。西オーストラリアと言えばエミュー、エミューと言えば西オーストラリアという塩梅だ。
その中で本「エミュードラフト」はアルコール度数を3.0%と抑えたミッドストレングスというものに分類される。
醸造が開始されたのは1992年と比較的新しいのだが、多様化するビールマーケットにミッドストレングスを投入することで新たなる市場の獲得とともにお客様のニーズにもお答えするということを目指していった。
いいや、本当の目的はオーストラリアビール全製品の中でシェア1位を幾度となく獲得している、東の横綱、カッスルメインパーキンスが誇るミットストレングス、XXXX Goldと同一セグメントの製品を打ち出しシェアを奪うため、西のエミューとして期待されたのだ。

他のエミューシリーズ同様かなりバランスがよくクリアテイストかつクリスプ、非常に飲みやすいビール「いつもそこにあるエミュー」を目指した。

フルストレングスに迫る味わいを目指して作られてはいるもののやはりミッドストレングスである力の弱さは否めない。
しかしそれでも是非うんと冷やして飲んで頂きたい。その完成度の高さが手伝ってその旨さに思わず納得させられることでしょう。

エミューエクスポートの味わい

それではミッドストレングスであるエミュードラフト、実際に試飲してみるとどのような実力を見せてくれるかその味わいに迫る。
グラスに注いでみると思いのほかしっかりと泡立ち、クリーミーで美しいレイヤーを形成した。ビールのコンディションにもよるのであろうが今回のレビューで見たものはとても良い印象を受けた。
カラーは美しいイエローゴールドとでも言おうか、若干深めの色合いだ。
香りはとても優しい。悪く言えばあまりにおいを感じない。
それでも優しい麦芽の甘さに穀物的、コーンとでも言おうか、なワイルドさも微かに感じることが可能。ただそれもポジティブにとらえた場合だ。
口へ含んでみる。他のエミューシリーズ全般に見られることだが炭酸の口当たりがとても柔らかい。
人によってはやや物足りなさを感じるかも知れない。
味わいはやはやパンチがないと言わざるを得ない。特にやや高めの温度で飲む場合は本来のフルストレングスビールが持つ旨味、香りに比べて見劣りする。
それでも麦芽の甘さ、香りで感じたようなコーンを思わせる穀物感とワイルドなフィーリングは心地よい。
さらに冷やしてみるとこのミッドストレングスビァが本領発揮をする。
強めに冷やせばそれはフルストレングスの兄弟ビールに迫る。
喉ごしが非常によく、本来このビールがもつクリアでクリスプなテイストが透明感のある味わいを演出。
真夏の暑い日、または味わいの薄い料理に強めに冷やしたこのエミュードラフトをあわせるとその真価を発揮すると言えよう。

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