カスケード オリジン 基本情報

| 名称 | カスケード オリジン(CASCADE ORIGIN) |
| 産地 | タスマニア州 ホバート |
| ビアスタイル | ラガー |
| アルコール度数 | 4.5% |
| IBU | 推定 20.0 (公式発表無し) |
| EBC (SRM) | 推定 8 (4) 前後(公式発表無し) |
| タイプ | フルストレングス |
| 醸造所 | カスケードブルワリー(CASCADE BREWERY) |
カスケード オリジン概要説明
「カスケード オリジン」は、2024年9月に新発売された、オーストラリア、タスマニア州に存在するカスケードブルワリーの最新作。ちょうど同ブルワリーの創業200周年に合わせて登場したこのビールは、カスケードが久々に本土市場に投入するメジャーリリースとして大きな注目を集めました。
“Origin(オリジン)”という名前には、カスケードブルワリーの原点に立ち返り、タスマニアの大地と水に根ざした本質を改めて表現する意図が込められています。実際に使用される原料はすべてタスマニア産であり、ホバートのシンボルでもあるクナニ(マウント・ウェリントン)の清冽な湧水、地元でモルト化された大麦、タスマニアホップが用いられています。
製造責任者のブレンダン・フラナガン氏は、「Originはタスマニアの水と大地を祝い、特別な場にふさわしいプレミアムビールとして誕生した。細部までこだわり抜いて造り上げた、特別な一本」と語り、200年の歴史を未来につなぐ意欲作であることを強調しました。
従来の「カスケード ドラフト」や「カスケード ラガー」が日常に寄り添う定番ビールであるのに対し、「オリジン」は華やかさと特別感を意識した一本。特にオーストラリアのプレミアムビール市場の中で差別化を意識した設計となっており、価格帯もやや高めに設定されています。さらに、オーストラリア国内の主要都市で同時展開されたことも、この製品の重要性を物語っています。

カスケード オリジンの味わい
それでは、このカスケードオリジンのテイスティングノートに迫っていきたい。
まずは期待を胸にビールをグラスに注ぐば、放射するように明るいゴールデンカラーが広がり、クリーミーで密度のある白い泡が立ち上がります。
泡持ちは良く、飲み進めるごとに美しいレース模様をグラスに残し、プレミアム感を強く印象付けます。
香りは軽やかなシトラスホップが前面に出つつも、華やかさ一辺倒ではなく、奥にはフルーティーなエステルがふんわりと重なります。香りの輪郭はあくまで繊細で、カスケードらしい上品なバランス感覚が光ります。
口に含むと、最初に感じるのは明るい柑橘系の爽やかさ。その直後に丸みを帯びたモルトのボディが広がり、しっかりと飲みごたえを感じさせます。モルトのほのかな甘みがホップの爽快感を引き立て、最終的にはキリッとしたクリーンな苦味で締めくくられる流れは見事。飲み込んだ後にもすっきりとした余韻が長く残り、「もう一口」と手が伸びる魅力があります。
「カスケード ペールエール」がややフルーティーさと苦味の強調に寄っているのに対し、この「オリジン」はよりクリーンで気品のあるバランスを重視しています。フルストレングスのラガー群と比べても一段洗練された印象を与え、“プレミアム”を冠するにふさわしい味わいと言えるでしょう。
200周年という節目にふさわしい「カスケード オリジン」。単なる新商品ではなくブルワリーの精神を再確認させてくれる特別なビールです。軽やかさとモルトの丸み、そして鮮烈なシトラスホップが織りなす調和は、まさにタスマニアの水と大地が生んだ結晶。普段飲みの一本というよりは、仲間や家族と集うハレの日に開けたい、そんな一本です。


