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ジェームズ ボーグズ プレミアムラガー|オーストラリアビールのフラッグシップを徹底レビュー

ジェームズボーグズ プレミアムラガー
目次

ジェームズ ボーグズ プレミアムラガー基本情報

ジェームズボーグズ プレミアムラガー
ジェームズボーグズ プレミアム ラガー
名称ジェームズ ボーグズ プレミアムラガー
(JAMES BOAG’S PREMIUM LAGER)
産地タスマニア州 ロンセストン
ビアスタイルラガー
アルコール度数5.0%
IBU推定 20 (公式発表無し)
EBC (SRM)推定 8 (4) 前後(公式発表無し)
タイプフルストレングス
醸造所ジェームズ・ボーグズ・ブルワリー
(James Boag’s Brewery))
ジェイムズボーグズ プレミアム
ジェイムズボーグズ プレミアムラガー

ジェームズ ボーグズ プレミアムラガー 概要説明

ジェームズボーグズ プレミアムラガーは、ボーグズブルワリーの創設者である初代ジェームズボーグ氏と、その息子のジェームズボーグ氏*がビールに対する思いと技術を惜しげもなく注ぎ込んだ逸品です。1994年の販売開始以来、ブルワリーを代表するフラッグシップ製品として、オーストラリア国内はもちろん、世界中のビール愛好家から高く評価されています。
*ボーグズブルワリーを立ち上げたジェームズボーグの息子もまた全く同じ名前です。

このプレミアムラガーは、タスマニアの豊かな自然に囲まれた環境で育まれた清らかな水と澄んだ空気、そして最上級の原料を使って醸造されています。麦芽には特にピルスナーモルトを選び、厳選されたホップと組み合わせることで、クラシックかつ繊細、完全なバランスを持つラガーに仕上がっています。その味わいは、タスマニアだけでなくオーストラリア全土、さらには世界中のビール愛好家から愛されています。

ジェームズボーグ氏のこだわりは、醸造プロセスにも現れています。ラガータイプのビールは通常比較的低い温度で発酵されますが、プレミアムラガーではさらに温度を下げ、長期熟成を行います。そして「ケトルホップ」と呼ばれる工程でホップの風味を強調することで、非常にさわやかでクリアな後味を実現しています。

この結果、ピュアで透き通った味わいは、そのままでも楽しめますし、どんな料理にも合わせやすいのが特徴です。特にシーフードと組み合わせると、双方の味わいが引き立ち、タスマニアの自然を感じる至福のペアリングを楽しめます。

販売開始以来、多くのビール品評会で入賞・優勝を重ね、ジェームズボーグズ プレミアムラガーの高い品質と技術力が証明されています。タスマニアの自然とブルワリーのこだわりが生んだ、まさに「オーストラリア ビール」のフラッグシップと言える一杯です。

ジェームズボーグズ プレミアムラガー
Sited from: https://www.facebook.com/jamesboagAU/photos

ジェームズ ボーグズ プレミアムラガー の味わい

外観

ビールをグラスに注ぐと、美しい黄金色が広がり、細やかな泡が立ちます。透き通るようなペールゴールドは、タスマニアの清冽な水を象徴するかのようです。光に透かすと淡い琥珀色のニュアンスも感じられ、飲む前から期待感が高まります。

アロマ

香りは穏やかで上品です。ホップ由来の草原や花のような香りと、モルトのほのかな甘みが調和しています。派手さはありませんが、飲む前から「すっと喉を潤す」ような爽快感をイメージさせます。香り立ちは控えめながらも、プレミアムラガーとしての奥行きをしっかりと感じられます。

味わい

口に含むと、モルトの柔らかい甘みとすっきりとしたホップの苦味がバランス良く広がります。苦味は控えめで、爽快感を主軸にした味わいです。その一方でアルコール度数5%の適度な厚みがあり、飲みごたえも十分です。余韻は非常にクリーンで、飲み終えた後も口中に雑味が残りません。

料理との相性

ジェームズボーグズ プレミアムラガーは、どんな料理にも合わせやすい汎用性の高いビールです。特にシーフード、タスマニア産のサーモンや牡蠣とは抜群の相性です。双方の味わいを引き立てるペアリングが楽しめます。また、鶏肉のグリルや軽めのパスタとも好相性で、普段の食事から特別な料理まで幅広く楽しめます。

カールトンクラウンラガーや他プレミアムラガーとの違い

オーストラリア国内でプレミアムラガーと言えば、カールトンクラウンラガーが有名です。クラウンラガーはリッチなモルトの甘みとしっかりした飲みごたえが特徴で、歴史ある王室御用達の背景もあります。一方、ジェームズボーグズ プレミアムラガーは、より透明感があり、クリーンで爽快な飲み口を重視しています。

海外の代表的なプレミアムラガーであるハイネケンと比べても、違いははっきりしています。ハイネケンは酵母由来の香りとしっかりした苦味が特徴ですが、ジェームズボーグズ プレミアムラガーは苦味を抑えつつ、モルトの甘みとホップの香りを調和させており、より「誰でも飲みやすい」方向に仕上がっています。

同ブルワリー内で見ても、ドラフトより高級感があり、プレミアムライトよりも確かな飲みごたえ、味わい深さがあります。このプレミアムラガーは状況を選ばない万能でバランスの取れたラガーと言えるでしょう。

まとめ:ジェームズボーグズ プレミアムラガーの評価

ジェームズボーグズ プレミアムラガーは、タスマニアの自然とブルワリーのこだわりを映し出す透明感のある味わいが魅力です。カールトンクラウンラガーやハイネケンのリッチさや苦味とは異なり、クリーンさとバランスを追求した飲みやすさが光ります。

軽すぎず、重すぎず、まさに「ちょうどいい」プレミアムラガーで、普段の一杯にも、特別なシーンにも寄り添ってくれます。素材へのこだわりと独自の醸造法に裏打ちされた完成度の高さは、オーストラリア国内だけでなく世界中のビール愛好家に愛される理由です。

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