アルファペールエール (Alpha Pale Ale) (マチルダベイブルーイングカンパニー)

アルファペールエール (Alpha Pale Ale) (マチルダベイブルーイングカンパニー)

 

名称:アルファペールエール (ALPHA PALE ALE)
産地:ビクトリア州 メルボルン
ビール種別:ペールエール
アルコール度数:5.2%
ビールタイプ:フルストレングス
醸造所:Matilda Bay Brewing Company マチルダベイブルーイングカンパニー

 

アルファ ペールエール概要説明

アルファペールエール。マチルダベイブルーイングカンパニーが製造するフラグシップ製品の1つ。
1984年にブルワリーが開始されて以来比較的早い段階から市場に投入された。
フルストレングスでアメリカスタイルのペールエール。特に北西部で作られるスタイルを色濃く受け継いでいる。
名前につけられた「アルファ」はホップに含まれるアルファ酸※1 を意味し苦味のみならずホップの良さが抜群に効いていることを示唆、麦芽の旨味ももちろんあるがそれよりはホップの素晴らしさを前面に主張した商品となっている。

使われるホップはアメリカスタイルのペールエールで多用されるカスケードアロマホップだ。シトラスのグラッシーさに加え柑橘系フルーティかつ爽やかさな味わいにスパイシーさもアレンジされている。
国際苦味単位※2 は35であるとのスペックも添えられている。

オーストラリア国内の数々の品評会で多くの成績を納めており完成度の高さをうかがい知ることができる。
特に2003年に開催されたオーストラリア国際ビールアワードでは他のビールたちを差し置いて最も多くの賞を獲得しその名をとどろかせた。
クラフトビール界での人気もかなり高い。

※1:α(アルファ)酸とはホップの花に含まれる化合物群のこと。ビールの苦味の元となる。
※2:ビールの苦味を計るための国際的単位で「IBU値」と表現される。一般にこの値が高い方が苦味成分が多いが製法や材料により人々が感じる苦味においては数値の低い方がより苦く感じることもある。 最大値は100前後。非常に軽いラガービールは5前後。エール等で30。スタウトで50程のものもある。

 

 

アルファ ペールエールの味わい

それではこのビールの味わいに切り込んでいきたい。
ビールの色合いは一般に我々が想像するものより2段階程の濃いめ、オレンジがかった美しいコッパーカラーを呈す。
比較的しっかりとかつファインな泡は美しい盛り上がりをみせ程よくその形状を保ち続ける。
注ぎ始め初期の段階から非常によい香りが立ちのぼり鼻孔をくすぐる。
やはりまずはこのビールの特徴となっているホップの香りに焦点があたる。
少しずつ泡が消えるごとに、また炭酸の気泡が立ち上るごとにフルーティかつシトラスを思わせるアロマ。典型的とも思われるカスケードアロマホップの主張が非常に心地よい。そしてそれを追いかけるように麦芽の甘味的雰囲気を醸し出す。

口に含んだファーストインプレッションは意外なほどホップの苦味が強くはないところだ。バランスは絶妙によい。
むしろ麦芽の甘さが際立っている。甘い麦とでも言おうか、そしてそれに軽く焦がしたビスケットやトースト香のささやき。
たがフィニッシユは意外なほどドライでガツンとくる苦さがある。この変わり様はどうだ。
なるほどビールの名前に込められたアルファの意味が飲み終わりにしてはじめてわかるということか。
素晴らしく不思議な味わいではあるが一言でいうならばウマイ!それしかない。
口当たりはとてもよく炭酸はきつすぎずマイルド。
ここでもバランスの良さをかいまみせる。
もちろんフルストレングスなのだがボディーは意外なほど軽い。ライトからミディアムライトか。
軽くすいすいと飲めてしまう。
だががぶ飲みするのがもったいない位にゆっくりと味わいたくなる。

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