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リトルクリーチャーズ オリジナルピルスナー

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基本情報

リトルクリーチャーズ オリジナルペールエール
リトルクリーチャーズ オリジナルペールエール
Sited from https://littlecreatures.com.au/
名称: リトルクリーチャーズ オリジナルピルスナー
(LITTLE CREATURES ORIGINAL PILSNER)
産地: 西オーストラリア州 パース フリーマントル
ビアスタイル: ピルスナー
アルコール度数: 4.6%
IBU 40
EBC (SRM) No Data
タイプ フルストレングス
醸造所: LITTLE CREATURES BREWERY(リトルクリーチャーズブルワリー)
リトルクリーチャーズ オリジナルペールエール
リトルクリーチャーズ オリジナルペールエール
Sited from https://littlecreatures.com.au/

リトルクリーチャーズ オリジナルピルスナー 概要説明

優れたビールを産み出すということは味、ラインナップ、ラベルデザインや会社運営に至るまでバランスを正しく保ち続ける事が大切である。
新しいブルワリーにとってどのようなビールを産み出していくか、ということを決める事はこのバランスを保つためにも非常に重要な決定となる。

こう考えるリトルクリーチャーズブルワリーがブルワリー立ち上げ後にまもなく、セラードアを一般向けにオープンした。

その時、看板商品であるエールとともにピルスナーの提供を開始した。すべては「バランス」の名のもとに考え抜かれた結果だった。
素材を厳選するのはもちろんの事だが特に製法にこだわった。
クラシカルなヨーロピアンスタイル、それもドイツ北部「イェヴァーピルスナー」に代表される「フリーストラント(とよばれる地域)」周辺で造られる、長めの醸造期間をとる下面発酵スタイルピルスナーを目指した。
エールをこよなく愛すのと同じくらいピルスナーにも特別な思い入れがあったのだ。
そのような思いをすべて注ぎ込み完成、製品化した力作がこのピルスナーである。

苦味には特にこだわった。
ドイツでは南から北へ行くほど苦味が際立ったビールとなることが特徴で、前述のフリーストラント周辺のビールは個性のある強い苦味をもつ。
これを実現するためタスマニア州産のヘルガやニュージーランド産のパシフィカ、ザーツを始め様々なホップを使い分けた。

その一方で特にマイクロブルワリーが作り出すフルフレーバーのそれは時に味わいや香りがが強すぎると言われてしまうことを懸念した。
オーバーミーティーとの表現がピンと来るかもしれないが、この肉付きがよくなりすぎてしまう感を抑えることも目指した。リトルクリーチャーズが目指したのは軽いのみ口だからだ。
フレッシュなフレーバー、エレガントでクリーン、心地よい個性ある苦味にスッキリしたモルト感。製法にもこだわりまた保存量添加物等を含まない事によりビール本来のピュアな味わいを楽しむ事ができる。

リトルクリーチャーズ オリジナルピルスナーの味わい

ビールの色合いはクリアなイエローゴールドカラー、非常にピュアなピルスナーを思わせる。
やや粗めの泡の下には細かな泡がレイヤーをしっかりと作り出す。
立ち上る泡はそれほど多くなく程よい炭酸であることが分かる。

香りはかなり抑えられている。
マイルドな草原、イースト系ホップ、更に突っ込めばスイートコーンのような穀物感も顔を覗かせる。
麦芽の香りは程よく抑えホップを前面に押し出した。

飲み口は非常によくピルスナー本来の飲み方、ぐっと冷やして飲むことによりガンガンとどこまでも飲み続けられる安心感がある。
ミネラリーで優しいフルーティーフレーバ、リンゴ、レモンの爽やかなホップ感が心地よい。
麦芽の優し甘さが全体のボディーを押し上げる。
上記、ビールの概要説明で紹介したとおりドイツ北部地方の「イェヴァーピルスナー」を思わせる胡椒のようなピリピリとした感じもまた面白い。かつこれまた同じく、ドイツ北部地方のビールに見られるような個性的な苦味が特徴である。

後味は非常にドライでキレがある、クリスプ感。最後に心地よい酸味を思わせる。
複雑さはあまりないがこれは良い方向に考えれば日本人受けする素直なビールでグイグイ飲むのにふさわしい。
ピルスナーならではのリフレッシュネス、ノドゴシ、キレはさすがでコテコテとしたギミックはないが丁寧に造られたストレートで非常に好感の持てる仕上がりとなっている。

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