ジェームススクワイア ジャックオブスペードポーター (James Squire Jack of Spades Porter)

ジェームズスクワイア ジャック オブ スペード ポーター JAMES SQUIRE JACK OF SPADES PORTER

 

名称:ジェームズスクワイア ジャック オブ スペードポーター ( James Squire JACK OF SPADES PORTER )
産地:ニューサウスウェールズ州 シドニー キャンパーダウン
ビール種別:ポーター
アルコール度数:5.0%
ビールタイプ:フルストレングス
醸造所:Malt Shovel Brewery モルトショベルブルワリー

 

ジェームススクワイア ジャックオブスペードポーター概要説明

モルトショベルブルワーが打ち出すジェームススクワイアシリーズのなかの1商品、ジャックオブスペードポーター。上面発酵でつくられるポーターと言われるスタイル。

2000年に販売が開始され、その後ビールのロゴ等を変更、その名が示す通りトランプ柄でスペードのジャックがモチーフとなっており、ロゴ等のデザインは全て黒で統一、落ち着いた雰囲気を打ち出している。
過去にはオーストラリアの国際ビール品評会でゴールドメダルを受賞したこともある程の出来ばえと人気を誇る。

原材料にはオーストラリア国産の麦芽に加えて大麦そのもの、更には小麦も使用されている。
ペールモルト、クリスタルモルト、ミューニックモルトはニューサウスウェールズ州のTamworth(タムワース)産が、チョコレートモルト、小麦はビクトリア州のBallarat(バララット)産が使用されている。
麦芽、小麦は深入りローストされることにより(ブラックロースティッドモルトと表現される)ポーターの美しい黒色カラー、スタウトに近い独特な味わいを醸し出す。
小麦の使用は深入りコーヒー風味やチョコレート香を引き出す目的として使用されており香ばしさのプラスやこの商品独自の味付けにも一役かっている。
ホップにはしっかりとした苦味を演出するためニュージーランド産「スーパーアルファ」と、香りを引き出すためオーストラリア産の「ウィラメット」を混合して使用。
さらに発酵に使うビール酵母を従来の上面発行酵母のみならず下面発酵可能なものも使用。醸造のうち数週間を下面発酵にて仕上げるとともに一般的なビールより熟成期間を長くした。一般的にポーターと言えばスタウトに近く濃厚かつ強烈なものが多いが、これにより芳醇でリッチでありながら繊細、そしてややドライなクリスプで軽いのみ口に仕上げる事が可能となった。
非常にディープで落ち着いた美しいルビーカラーをていす。

 

 

ジェームススクワイア ジャックオブスペードポーターの味わい

それではこのビール、グラスに注ぎながら味わいを見ていきたい。
まず最初に目につくのはやはりその美しい色合いであろう。
非常に深いルビーというにはまだまだ明るすぎる超深い赤系パープル、もしくは殆ど黒い、しかし透かすとあちらがわも見える。そんな色合いが飲む前から気分を盛り上げる。
泡はきめ細かくほどよい時間その形をとどめていてなかなか印象がよい。
立ち上る香りは言葉で表現してしまうとどうしても他の多くのスタウトやポーターと同様になってしまいがちで残念ではあるのだが、深入り麦芽の香ばしさ、ダークチョコレートやコーヒー香がある。しかし、グッと落ち着いた優しいアロマだ。

口に含んでみるとそれはロースト麦芽の味わいがとても強い。様々な複雑さはもちろんあわせ持つが殆ど中心にあるのはやはり深く煎られたブラックモルトのそれである。
人によってはやや単調かと思われるかも知れないがこれこそがこのビールの特徴と言えよう。そしてフィニッシュはこれも香ばしいしっかりとした苦味、コーヒー的な苦味ががフワフワとやって来る。どこか奥にワインのようなしっかりとした醸造感も漂わせる。
そしてもうひとつ特徴的なのはポーターにしては強めの炭酸が効いているということだろう。これはポーターでありながら下面発酵をさせた結果であり、ドライ感、スッキリ感の演出に一役かっており非常に面白い仕上がりとなっている。その製造方法から、ともすれば日本のビールのような軽い味わいを残してしまいそうな印象もあるが実はボディーもしっかりしており一般的なポーター以上の旨味を十分に感じる事が出来る一品だと思われる。
もはやチャールズ(チャック)ハーン博士の作品と言えよう。

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