カスケード ファーストハーベスト基本情報

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| 名称 | カスケード ドラフト(CASCADE FIRST HARVEST) |
| 産地 | タスマニア州 ホバート |
| ビアスタイル | オーストラリアンペールエール |
| アルコール度数 | 5.5% |
| IBU | 推定 40 (公式発表無し) |
| EBC (SRM) | 推定 14 (7) 前後(公式発表無し) |
| タイプ | フルストレングス |
| 醸造所 | カスケードブルワリー(CASCADE BREWERY) |
カスケード ファーストハーベスト概要説明
「カスケード ファーストハーベスト」は、2002年に登場したオーストラリア初の本格的な“フレッシュホップビール”の一つです*。収穫されたばかりのグリーンホップをその日のうちに仕込みへ投入するというコンセプトは、当時の
オーストラリアのビール文化において画期的な試みでした。
*オーストラリア国内において商業的にリリースされた「フレッシュホップビールとしては」のはこの製品が初であるとされている
その名の通り「ファーストハーベスト(最初の収穫)」で得られた新鮮なホップを惜しみなく使用。通常は乾燥やペレット加工を経て使われるホップですが、この製品は収穫後24時間以内の“生ホップ”を使用することで、揮発しやすいアロマ成分やみずみずしいフレーバーを余すことなく閉じ込めています。
このビールは毎年4月頃、タスマニアのホップ収穫シーズンに合わせて発売される限定商品であり、その年のホップの出来栄えを楽しむ“ヴィンテージビール”としてファンの間で高い人気を誇ります。2016年に一度休止したものの、2021年から再び復活し、2024年にはカスケードブルワリー創業200周年を記念して改めて華々しくリリースされました。まさに「タスマニアの風土とその年の恵みを味わう特別なビール」と言えるでしょう。

カスケード ファーストハーベストの味わい
では、このカスケード・ファーストハーベストのレビューへと移ります。
まずはビールをグラスに注ぐと、美しいゴールデンアンバーの液色が広がり、泡は白くクリーミーで持続力も高い。見た目からしてフレッシュさと厚みを同時に感じさせます。
香りはまさに収穫したばかりのホップを思わせる鮮烈さ。グレープフルーツやパッションフルーツのような柑橘系・トロピカルフルーツのアロマに、松脂やハーバルな香りが絡み合い、リッチかつ複雑な印象を与えます。その奥にはビスケットモルトの柔らかな甘みもあり、全体を優しく包み込みます。
口に含むと、まずは麦芽由来のビスケットやパンのような香ばしいコクが広がり、すぐに生ホップならではのジューシーなフレーバーが舌を支配します。柑橘の爽快さ、松脂のシャープさ、そしてほのかなスパイシーさが次々に現れ、飲み手を飽きさせません。苦味はしっかりと存在しますが、角が立たず全体に丸みがあり、最後はクリーンでキレのある後味へと収束します。
余韻には柑橘ピールと松のニュアンスが長く残り、次の一口を誘う力強さを備えています。まさに“その年、その瞬間だけのオーストラリア”を閉じ込めたような仕上がりであり、限定醸造ならではの特別感を存分に味わうことができます。
カスケード ファーストハーベストは、オーストラリアのホップカルチャーを象徴する革新的な存在であり、20年以上にわたりタスマニアの春を彩ってきました。フレッシュホップを使った唯一無二の体験は、ビール愛好家なら一度は口にすべき季節の風物詩。特にホップの生き生きとした香りを楽しみたい人におすすめの一杯です。

