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カールトンドライ フュージョンライム (Carlton Dry Fusion Lime)

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基本情報

カールトンドライ フュージョンライム (Carlton Dry Fusion Lime)
カールトンドライ フュージョンライム

2014年頃に生産中止

名称: Carlton Dry Fusion Lime (カールトンドライ フュージョンライム)
産地: ビクトリア州 メルボルン
ビアスタイル: ペールラガー
アルコール度数: 4.2%
IBU No Data
EBC (SRM) No Data
タイプ フルストレングス
醸造所: Carlton & United Breweries(CUB)カールトン&ユナイテッドブルワリーズ(通称「CUB」)

カールトンドライ フュージョンライム概要説明

カールトンドライフュージョンライムはオーストラリア最大のブルワリー、カールトン&ユナイテッドブルワリーズ(通称CUB)が放つシリーズ、「ドライシリーズ」の中でラガータイプの「カールトンドライ」の次に販売が開始された製品で、2007年12月から市場に投入された。

人によってはビール、特に瓶ビールにカットライムを差してから飲む人もいるだろう。スッキリとしたライムテイストはビールに違った感覚をもたらす。カールトンブルワリーはまさにこれを実現した。
新たな時代に根付いたカールトンドライビールをもとに、通常のフルストレングスビールより糖質を約3割を抑え、原材料にはライムの他に塩加減もプラス。ナチュラルテイストをうたうため保存料等は排除した。
するとどうだろうか、非常にリフレッシングでクリスプな味わいとなったではないか。間違いなくこのビールはいける。自信を持って市場に投入された。

このビールはオーストラリアのビール界に「Flavoured Beer(フレーバードビア)」という新たなジャンルを切り開いたさきがけとなった。
当初通常のビールを好む者たちには中々受け入れられなかったが特に若い世代やシャンディー。1を好む人達を中心におシャレな感覚も手伝い次第に人気が膨れていった。
その後フレーバードビールの市場は着々と浸透し始め現在ではビールジャンルの一つとして確立されるものとなった。
このビールは話題を呼び発売の翌年2008年にはフレーバードビア部門での販売量、販売額ともに1位を獲得。フュージョンライムの人気は通常の「カールトンドライ」の売り上げも伸ばし、カールトンの利益拡大につながった。

もともと少々キワモノ系の扱いを受けていた本ヒュージョンドライのラインナップは2014年ごろに製造中止となり姿を消した。

カールトンドライ フュージョンライム (Carlton Dry Fusion Lime)
カールトンドライ フュージョンライム

カールトンドライ フュージョンライムの味わい

ではこのフュージョンライムどんな味なのだろうか。
先ずは名前からして凄そうなビールである。フュージョン。なんだフュージョンって、。
辞書をひもとくと「融合」だとか「溶解」とあり、二つのものを1つにするイメージがあるようだ。
ちなみに核融合は「nuclear fusion」というらしい、、ってなんの話だ。そうだ、ビールだ。 話を戻そう。

ライムとビールがひとつになったこちらの製品。泡はそれほどコシがなくあっという間に消え去り、一般的なビールカラーの美しい液体が姿を現す。ってこれはビールなのだが。
香りはいきなりライム香で、その他にはシャンディーを思わせるレモネード的、かつ野菜的なヒントも残す。
口に含めばとてもユニークで思わず笑顔になってしまう。人によっては苦笑い。人によっては笑うしかないから。人によっては新たな驚き。感じ方は人それぞれであるが色々な笑顔が出るのは間違いない。
誤解を怖れず言おう。 食器洗い洗剤ママレモンやチャーミーグリーン、何だ年齢がバレるではないか、今風に言うと「除菌もできるジョイ」や「キュキュット」的でトイレの芳香剤っぽい車の消臭剤。
そんなビールだ。
たが断言しよう。
うまい。ライム香も実際はそれほどキツイわけではない。
ソルティーだとか、奥に麦芽をなんとか感じるとかホップがどうのとそんな話はどうでもいいのである。
とにかく笑顔で満たされるそんな素敵なビールだ。
飲めばいいのです。

  1. ビールとレモネードを混ぜたビアカクテル。オーストラリアの若者の間でも人気。「シャンディー・ガフ」はビールとジンジャーエールを混ぜたビアカクテルで「シャンディー」とは異なる。
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