基本情報

| 名称: | Carlton COLD (カールトンコールド) |
| 産地: | ビクトリア州 メルボルン |
| ビアスタイル: | ラガー |
| アルコール度数: | 3.5% |
| IBU: | 12 (公式発表無し) |
| EBC (SRM): | 13 (7) 前後(公式発表無し) |
| タイプ: | ミッドストレングス |
| 醸造所: | Carlton & United Breweries(CUB)カールトン&ユナイテッドブルワリーズ(通称「CUB」) |

カールトンコールド概要説明
カールトンコールドはフォスターズグループ配下にあり、オーストラリア最大のブルワリーであるカールトン&ユナイテッドブルワリーズ通称CUBが販売するフラグシップ「カールトン」シリーズの一製品。
1993年に多様化する市場のニーズに応えるために販売が開始された。
コールドの名前は「コールドフィルタレイション」とよばれる仕組みを取り入れた事によるものでオーストラリア国内ではカールトン&ユナイテッドブルワリーズ(CUB)によってそのプロセスが確立された。
ビールをかなり低温に冷やすことによりタンパク質成分が凝集。そのビールを極めて目の細かいフィルターに通すことにより非常にクリーンでクリスプ、スムースでイージードリンキングを実現。万人に受ける味わいを生み出すことに成功。
更にこのカールトンコールドはオーストラリアで初の透明な瓶にて販売されたビールでもある。
ビールの色がそのまま透き通って見えるさまは涼し気なコールド感、アイス感を演出することに成功し売上アップや話題作りにも成功した。
またさらにオーストラリアで初のペットボトルに入れられて売られたビールでもあった(通常の酒屋ではほとんど見ることはない)。
このようにオーストラリアでは色々と初ものを取り入れた挑戦的ビール、下で説明するコントロバーシャルな出来事もあり話題作りには事欠かなかった。
同社は販売当初よりこのビールの愛称をColdie(コールディー)としており、冷えたビールと言えばこのカールトンコールドだということを印象づけている。
コントロバーシャル
オーストラリアのビールシーンにてこのように話題にもなったこのカールトンコールド、実は2009年まではアルコール度数が4.6%でフルボディーのフルストレングスに位置づけられていた。これが同年、価格を下げるためにアルコール度数が4.0%へと引き下げられた。人によってはギリギリでミッドストレングスに分類されてもおかしくないと感じるレベルだがカールトン社は引き続きフルストレングスかつフルボディーと主張を続け、アルコール度数を下げても味わいに変更のないことを強調した。
しかし2013年、アルコール度数は上記4.0%からさらに3.5%へと引き下げらた。
さすがにこれをフルストレングスと呼ぶことはできずビアタイプはミッドストレングスへ変更された。
このアルコール度数の引き下げは一部で話題になった。かつて4.6%のアルコール度数を持ち、十分な力強さと味わいを演出していたこのビールの行きついた姿、これは何だ?なぜアルコール度数は引き下げられなければならなかったのか。また体のいい「世間の皆様のご要望に応え。」なのか?材料費削減なのか?明確な答えはCUBから得られていない。
カールトンコールドの味わい
全体的な仕上がり、味わいはカールトンドラフトに似ていると言えなくもないが、それよりはうんと軽いテイストに仕上がっているのが特徴である。
もともとカールトンドラフト自体が軽いビールであるため悪く言えば水っぽい。薄い。味がない。ととられてしまうかも知れない。
しかし、このビールのウリはコールドフィルターによるクリーンなテイスト。透き通る味わいを実現するところにあると思われる。そういう意味では十分に目的を果たしている。 このビールは薄いのではない。リフレッシングでスムースで軽いのだ。後味には微かな酸味もあり微かに「キュッ」とくる。「キューン!」ではない。
うんと冷して一気に飲み干す。味わうのではない。体で感じるのだ。テンションをあげてダイナミックに行く。そんなビール。
残念ながらメーカー発表のようなフルボディーを思わせパンチのあるのみ口は感じられない。最初からこういうものだとの認識が有れば決して悪いビールではない。
色んな意味で一度は飲んでみるこおをおすすめする。
