クラフトビールのマウンテンゴートビア、15周年を祝う

2012年11月、この月マウンテンゴートビアは誕生15周年記念および、その地域におけるクラフトビールシーンの成熟を祝った。
1997年(移設前の)リッモンドにある最初の醸造所において初年度の生産量は6千リットルであった。

「我々はここまで来るとは思っていなかった。」

と語るのは共同経営者の一人カムハインズ氏。

「我々はただ自分達の醸造所立ち上げという夢と大きな計画を持っていただけだ。」
「当初、それはまるで動かすことのできないセメントトラックを動かすようなものであった。それが今や中に乗り込み運転しているかのようだよ。勢いがあるね。」

当初彼らのビールは香りが強すぎると関係者に指摘されていた。

「(醸造を始めた頃を)ふり返って思えばハイテール※1 は当時の人々にとってかなりエクストリームだったのだろう。それがいまではほぼ標準レベルのクラフトビールと言える、我々はさらにエキゾチックなビールを目指して動き出したんだ。限定品で作るような素晴らしいやつをね。」
「ハイテールは保守的なビール好きの方に我々を知ってもらうのに最適なビールであった。スチームエールはそれを遥かにしのぐ最高の売り上げをたたき出した。」

醸造所が立ち上がってから間もない頃、月に一度の工場解放日は彼らにとって資金の支えとなった。

「あの月例のビール工場解放による様々な売り上げがなかったら今ごろは退散していたところだ。」

マウンテンゴートの生産量はクラフトビール人気の増加に伴い増え続けたため、1999年(醸造開始からわずか2年後)には、より大きな工場へと移動した。
2007年には年40万リットルを生産、今年(2012年)は100万リットルを越える。

「間違いなく言えることはここ数年クラフトビールのムーブメントが起きているということだ。」

ンズ氏は言う。

「我々が醸造を始めた頃、殆どのパブにおいてあるタップ※2 は大手ビールメーカーとの契約がなされていた。我々が入り込める可能性のあるタップは1つのみ。しかしそれすらも殆がクーパーズの契約となっていた。現在では6~8つのタップが契約フリーとなっており地元のクラフトビールを提供しているところさえみられる。」
「それこそが私が90年代半ば北アメリカで見てきたものだ。我々はそのスタイルにインスパイアされマウンテンゴートを始めた。この地でそうなるまでに約12年もかかった。」

ハインズ氏はクラフトビールの成功に近道はないのだと言う。

「やるべきことを必然に基づき行う。お金のためではない!忍耐強さと粘り強さ、そして焦らずゆっくりと進んでいく事が必要である。」
「10周年の際我々はダブルスハイテールを打ち出した。通常のハイテールより大胆で力強いものだ。」

ヘッドブルワーのデイブボナイトン氏はこう語った。

「そしてこの15周年に再び打ち出したいと思っている。今度はトリプルハイテールである。さらなるホップ、さらなる麦芽、さらなるハイテールである。」

こういった醸造所のイベントは通常、主要都市の有名なバーなどて行われることが多い。しかしここでも彼らはあえてオフロードを選んだ。ノーザンテリトリー※3 奥地にあるゴートアイランドロッジと呼ばれる小さな宿泊施設にてイベントは行われる。

「ここはあまり知られていない所なんだ。」
「あまりクラフトビールが知られていないような所に行こうと決めていた。オーナーのハッピーハンソン氏は、そこにはXXXX(フォーエックス)しかないから我々にとっては良い冒険になるかもねと言っている。」

ハインズ氏は続けた。
15年経った今でもカムハインズ氏とデイブボナイトン氏はマウンテンゴートの筆頭株主である。そして彼らの友人、家族は類いまれなる忍耐力をもった小口の株主である。

「1999年、我々が工場を移設の際に友人や家族が株主として参加してくれた。しかし、いまのところ誰も株主をおりると云ったことはないよ。」

こう結び15周年の記念を振り返った。
彼らの躍進はこれからも続いていく。
※1:マウンテンゴートビアのフラグシップ製品の一つ「ハイテールエール」の事
※2:ビアサーバーの事。オーストラリアでは1つのサーバーに1銘柄という飲み屋が多い
※3:オーストラリア北部の順州(州のようなものである)
http://www.microbrewing.com.au/news/articles/4571-mountain-goat-turns-15.html

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