基本情報
名称: | CASCADE PREMIUM LAGER (カスケードプレミアムラガー) |
産地: | タスマニア州 ホバート |
ビアスタイル: | ラガー |
アルコール度数: | 2.6% |
IBU: | 23 (公式発表無し) |
EBC (SRM): | No Data |
タイプ: | ライト |
醸造所: | CASCADE BREWERY(カスケードブルワリー) |
カスケードプレミアムライト概要説明
現存するオーストラリア最古のブルワリー、カスケードブルワリーが製造するアルコール度数2.6%のライトビール。
豪州ライトビールの売り上げの中でトップレベルのシェアを誇り人気も極めて高い一品。実際オーストラリアのライトビールでは最も優れた製品と形容されることも少なくない。
位置付けとしてはカスケードプレミアムラガーのライト版となるが、プレミアムレンジとよばれるフラッグシップ商品の1つに分類され、同ブルワリーの力の入れようがうかがえる。
一般的なアルコール度数の高いビールに使われる”フルストレングス”の代用的な形容として”フルフレーバー”と言われることがある。フルフレーバーは何かに定義されているわけではなく、香り豊かな製品であることを表現するために使われる言葉だ。
このフルフレーバーはフルストレングスだけではなくどんなアルコール度数のビールでも使えるのだが、このカスケードプレミアムライトはまさに”フルフレーバー”とメーカー自らが表現するほどしっかりとした味わいを生み出しているところが売りだ。
公式ホームページ上には「グラスに注いだものを提供すればライトビールと気付く者はいないでしょう。」という表現がある辺りからも強い味わいに対する自信がえる。
ライトビールは酒税の関係上かなり安く購入することが出来るためもしこれが本当に普通のビールと変わらない味わいを見せるのならばものすごくお得に飲めるものとなるだろう。
カスケードプレミアムライトの味わい
基本的な味わいに関してはフルストレングス版のプレミアムラガーにかなりにている。
甘い香りや柔らかな苦味、最後にフワッと感じる優しい甘さ加減。
確かにライトビールとしてのできはかなり高く、さすがに一般的なアルコール度数5%近いビールと全く同じとまではいかないまでもそれに近い感覚がある。
アルコールにそれほど強くない方、どうしてもビールに付き合わなくてはいけないがその後に仕事があるなど、酔いを早く覚ましたいが美味しいビールを求める場合はこのビール。そんな定番にもなりうるできばえだ。
色合いは決し薄いというわけではない麦色、最初はモワッとした草原風の香りを感じるが、すぐに甘い香りが後を追う。
最初に感じるのはサクッとした軽やかなホップの苦味ほとんど同時にモルト感、麦っぽいワイルドな感じはどこか草原や乾燥させたトウモロコシのような感覚も覚える。
ボディーはあまりなく軽やかに飲める。
やや鉄っぽいミネラル感が後味に漂う。しかしビール全体を覆う甘いフィーリングとライトビールにありがちな水っぽさのないところが非常に好感の持てる素晴らしいビールである。